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大耳小耳

2006年10月18日付け

 サンパウロ新聞の社長に就任した高坂ジルベルト氏は今年還暦。つまり、サンパウロ新聞の創刊と同年に産声を上げている。本掛還りの意味を考えれば、今回の経営陣交替は、一つの区切りを感じさせた。「日本語を残したい」と意気込む新社長。一方で、会場から聞こえた「日本語新聞の記念式典なのに誰も日本語で話さなかったね」との声が印象に残った。
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 今月三日、サンパウロ市アルト・デ・ピニェイロス区で邦人が三人組強盗に自宅に侵入され、金品を強奪される事件が発生した。事件発生は午後一時ごろ。被害者の雇用する運転手が被害者宅を訪れたところ、二人の男性が道を尋ねるふりをして拳銃で運転手を脅し、屋内に侵入した。二人組みは二十代半ばで背広上下、ネクタイ姿。もう一人が加わり被害者に金を要求、暴行を加えた後、犯人は現金、パソコン、カードなどを強奪し、被害者を縛って逃走した。総領事館の安全対策情報によれば、犯人は被害者の素性に詳しく、事前に調査していたと思われるという。

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