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東西南北

2006年10月20日付け

 ルーラ大統領の郷里ペルナンブッコ州から先住民パンカラル族五〇九世帯が十七日、出聖しモルンビー区のパルケ・レアルに旅装を解いた。一同は民族衣装をまとい伝統舞踊を披露した。三年前は四〇〇世帯であったパンカラル族が、現在は一五〇〇世帯に増えた。
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 機械整備士のクリスチアン・カブラル(二九)は、インダイアトゥーバで婦人科医として病院に勤務、数々の妊婦に産前検診を行っていた。カブラルは最初、出産の様子を眺めるため病院を訪れ忙しいときに手伝っていた。それが積極的に産婦から産児を取り上げるようになったらしい。
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 タウバテ市の大学病院へ幼児を入院させ付き添いに来ていた母親が八日、院内で暴行されたとタウバテ警察署へ訴えた。息子に付き添っていた母親は深夜、のどが渇いたので階段下の暗がりにある水飲み場で水を飲んでいた。叫んだが誰もいなかったので、ねじ伏せられたという。
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 クリントン前米大統領の副大統領を務めたアル・ゴア氏が十七日、ブラジリアにマリーナ環境相を訪れ、森林保護基金の創設を提言した。エコ・ビジネスは、新しい有利なビジネスとして世界から注目されていると同氏が述べた。
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 石油燃料は地球温暖化だけでなく海洋を酸性化させカルシウムを分解しているが、誰も気付いていないし警鐘を鳴らす人もいないと生物学者のフェルナンド・レイナッハ氏がいう。海洋の酸性化は、見ても分からないし写真に撮ることもできない。最も被害を受けるのは、貝類だそうだ。

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