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阿含宗=あのカランジルーを除霊=治安改善を願い法要

2006年10月20日付け

 阿含(あごん)宗ブラジル支部(代表・大竹覚愛導師)は二十二日午前十一時から、南米最大の規模を誇ったカランジルー刑務所跡で土地除霊をおこなう。
 法要を通してサンパウロの治安改善と、地域住民の幸せ、郷土の発展を願うのが目的。
 今回除霊をする刑務所跡地は、九二年十月に暴動を鎮圧しようと突入した警察機動隊により、凶悪犯を集中して収監していた第九パビリオンの囚人百十一人が虐殺された有名な場所。〇二年に建物の一部は取り壊され、公園建設が予定されている。
 阿含宗は火渡りの儀式や、護摩をたいて供養を営むことで有名だが、今回は市から火を使う許可がおりなかったため、お経を読み上げるのみ。
 大竹導師は「来年、再来年と是非、法要を続けたい。その時には護摩を炊いて霊を供養したい」と話している。問い合わせは(電話11・5581・9776)まで。一般の多数の参加も呼びかけている。

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