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カランジルーで浄霊法要=260人が治安改善願い=阿含宗

2006年10月27日付け

 阿含宗ブラジル支部(星子ジュリオ会長)はカランジルー刑務所跡で二十二日午前十一時から、土地浄霊の法要を行った。約二百六十人が会場を訪れた(同支部発表)。
 なお、サンパウロの治安改善、若年者の健全な育成、各家庭の安穏を願った。浄霊を目的とした法要は、イビラプエラ公園内日本館、ジアデマの沖縄文化センターなどで行っており、今回で六回目。
 大竹覚愛氏が導師を務め、読経、四人の散華師が蓮華の花びらを模した〃散華〃を地上に撒き、浄霊を行った。浄霊前に僧侶たちは、五十六日間の行を積むという。
 参加者たちは犯罪者、犯罪被害者らの冥福を祈り、焼香。大竹導師による参加者の心身健全を祈った加持で法要は締めくくられた。
 初めて法要に参加、日本に家族が住んでいるという日系三世の女性は、護摩木に家族の安全を願う言葉を書き込んでいた。
 「今回は市から、火を使う許可が下りず、護摩を焚けなかったが、来年も続けて行いたい」と大竹導師は話していた。

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