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東西南北

2006年11月8日付け

 携帯電話会社のTIMブラジルは六日、同社の買収提案を二社から受け取ったと発表した。会社名は公表されなかったが、アメリカモーヴェルとブラジルテレコムとの観測がある。TIMは利用者二四一〇万人、市場占有率二五・一四%で業界二位の大手。
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 政府は三三億レアルに上るサンフランシスコ川流域開発工事への入札を分割、九〇〇〇万レアルの特別計画を先行する方針を固めた。同工事は昨年十月以降、最高裁の判断で中止されている。
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 バイア州ポルト・セグーロ市の海岸で五日午後、七歳の男児がバナナボートと呼ばれる牽引されたボートから転落、頭部を切断し死亡した。スクリューかコードに接触したとみられる。消防隊員の捜索にもかかわらず、六日午後六時時点で男児の頭部は発見されていない。
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 犯罪組織州都第一コマンド(PCC)の首領、通称マルコーラが六日、サンパウロ州のプレジデンテ・ベルナルデス最高警備刑務所で仲間二人とともにハンスト(断食ストライキ)を開始した。先週に完成した監房の警備強化工事に抗議したもの。今週中にも何かが起こるとのうわさが流れていると匿名の刑務官。
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 アラゴアス州セーラ・デ・バリーガに立てこもった、キロンボ・パウマレスの指導者ズンビの命日に当たる十一月二十日を「黒人の日」とし、休日にするサンパウロ市条例が制定された。黒人協会はパウリスタ大通りでパレードを行うが、市は許可を出さないし、資金援助もしないらしい。銀行は閉店、病院や官庁は一部勤務、学校は休み。リオデジャネイロ市は一九九九年に休日としていた。

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