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東西南北

5月19日(水)

 サンパウロ市西部ジャルジン地区などを中心に高級マンションで盗みを働いていた四人組が九日と十三日に逮捕された。メンバーのうち、女子大生(二四)とプロモーターの女(二六)は色仕掛けで門番や警備員の注意を引く役目で、その隙に他のメンバーがマンションに侵入していた。六軒以上のマンションが被害に遭ったとみられる。女子大生は麻薬中毒で、麻薬欲しさに犯行に及んでいた。
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 リオ国立博物館の図書室から希少本を盗んだ疑いで、図書館学専攻の学生、レジナウド・O・シウヴァ容疑者(三四、サンパウロ市在住)が十七日に逮捕された。博物館で何度も目撃されていた同容疑者は、先週末に同じ容疑で逮捕されたロドリゲス容疑者と、もう一人の友人とともに〇二年十月以降盗みを働いていたとみられている。捜査員らは同日、盗まれた本を容疑者の自宅で押収した。
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 ペルナンブーコ州パシーラ市郊外のデペンデンシア農場の占拠を試みたMST(農地占拠運動)八十人を指揮していたリーダーのカルロス・ソウザさんが、左足に被弾し骨折した。地主らが雇ったガードマン十八人の一人が、ピストルを発砲したようだ。同州では十七日、七農場の占拠があった。同市の女署長が直ちに現場へ急行したが、農場に誰もいなかった。
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 十七日未明、サンパウロ市東部モッカ区の警察署が女子供三人組に銃撃された。女一人と少年二人の三人組は、同署留置場に勾留されている容疑者の男の奪回を計画。同日午前二時ごろ、警官二人と看守一人だけの同署内に現れ、「被害届を出す」と述べた。不審に思った警官が三人の身体検査をしようとした時、三人はコートの下に隠していた銃で発砲し始めた。警官らは慌てて応戦。女は奥まで入ったが、窓を割って署外に脱出。塀を次々に飛び越え逃走に成功した。少年二人は逮捕された。

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