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東西南北

9月9日(火)

 八日から、サンパウロ市五地区で種類別のごみの回収が始まった。緑色の回収トラック十五台が各家を一軒一軒回る。六、七両日、同地区に回収時間などについて説明されたパンフレットが配られた。残りの五十一地区は来年から始められる。再生可能なごみの回収は一週間に一度だけ。空き缶、瓶など再生可能ごみを捨てたい人は、サンパウロ市内に設けられる二百カ所の回収所に持って行くこと。
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 三日、サンベルナルド・ド・カンポ市の住宅にピストルを持った男(二六)が強盗に入り、被害者の一人学生(二五)に取り押さえられる事件があった。同住宅には学生とその妻、娘、しゅうとがいた。娘が叫んだため、強盗はけん銃を発射したが不発。学生が飛び掛かり男の短銃を取り上げた。その間、強盗は銃を乱射し、うち二発がしゅうとの体をかすめた。学生は警察署まで強盗を連れて行くことに成功した。
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 四日、サンベルナルド・ド・カンポ市に在る薬品販売会社『ルジ・ファルマ』で盗まれた薬品五十万レアル相当が見つかった。同社は病院、全伯の薬局に薬を卸している。ルーベンス・マッシャード社長は隠匿と密輸組織を組織した容疑で捜査される。同社は六月から警察によって取り調べを受けていた。サンパウロ州で最大の貨物強盗団の一つを統括するリジオマール・テイシェイラ容疑者との関係も調べられる。
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 リオ市で拘禁されていた中国人商人を死なせた容疑で刑務官六人が六日、逮捕された。刑務官一人が逮捕されたあと、残りの五人は各自自首した。中国人は八月二十五日、米国行きの飛行機に乗ろうとして逮捕された。税務署に申告しないで三万ドルを携行していたため。中国人はアリー・フランコ刑務所で意識不明になっているところを発見され、八日間入院し、今月四日死亡した。

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