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東西南北

2006年11月29日付け

 銃器密売CPI(議会調査委員会)が二十七日に発表した報告書によると、リオデジャネイロ州で押収された銃器のほぼ五つに一つが軍警や軍など公権力の所有するものだったことが判明。盗まれただけでなく、警官が販売した疑いもある。二年毎に銃を三丁購入できる点もその理由に指摘されている。
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 サンパウロ州マトン市のサッカーチーム、マトネンセのペレイラ元選手(29)が二十六日午後、練習試合中に心臓マヒで死亡した。スタジアムには医師も救急車もなく、同僚選手らが一時間かけて病院に運んだが、息絶えた。選手の死を知った叔母(50)もショックで心臓マヒを起こし、同日死亡した。
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 アマゾナス州マナウス市で二十六日、サッカー場でゲームをしていた九歳から十一歳の子供三人が、落雷により死亡した。落雷で切れた高圧線が直撃したという。
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 リオデジャネイロ市中心街で二十七日未明、路上生活者三人が仲間に火を放たれ重体。
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 ブラジル映画界の「永遠の不良」、ジェセ・ヴァラドンさんが二十七日、サンパウロ市内の病院で呼吸器障害により死去した。七十六歳。ほぼ半世紀に渡り一〇〇本を超える映画に出演、ここ十年間は福音教会の牧師としても活躍した。
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 EUは世界の迷惑Eメール発信(SPAM)ランクを発表、ブラジルが七番目に入っている。トップは米国の二一%、続いて中国の一三・四%など。ブラジルは四・七%。迷惑メールは当初、イタズラや誤報程度であった。最近は内容が犯罪がらみの謀略的なものとなり、EU内だけで三九〇億ユーロの損害を被ったという。

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