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大耳小耳

2006年12月8日付け

 JICA青年ボランティアの日本語教師、松岡美幸さんの赴任先はパラナ州パルマス市。人口四万人ほどの小さな街で「映画館も無いようなところ」。そんな地で松岡さんは地元のバドミントンチームに所属し、週三回ほど汗を流す。話によればバドミントンを通して地元住民との交流も生まれ、寂しさも減ったとか。「そんな地方に赴任するボランティアの苦労に比べて都市部の赴任者は恵まれている」なんて声も。一方で「都市部には都市部の苦労がある」という声も聞こえそうだが。
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 援協はこのほど援協福祉センター建設のアイディア案を六つの設計会社に提出した。今月十四日に各社と質疑応答時間が設けられ、来年の一月初旬には設計の概案図面が援協に渡される。同月十一日には建設委員会の関係者が中心になって入札がおこなわれ、二十四日の定例理事会で承認を得る運びだという。この流れに関して、「センター建設後の具体的な収支見込を証明する書類がはやく欲しい」という要望もある。建設案を具体化しはじめている関係者にとって、今後はこの声にも耳を傾ける必要が出てくるかもしれない。
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 リベルダーデで仕事をしていると旅行者と知り合う機会がたびたびある。中にはいろいろな旅人がいるようで、先日はこんな話を聞いた。旅をしながら地図の作成をしている通称「ぐれねこ」と呼ばれる日本人男性が何かと警察に止められるという。彼と接触のある人物によれば、首にロックバンドが着けるような、突起のついた首輪をしてヌンチャクを振り回しながら歩いているそう。首輪をつける理由は、夜中に地図作成の測定中に後ろから首を締められないようにするためだとか。

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