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大耳小耳

 『のうそん』(日伯農村文化振興会、責任者・永田久)第278号が7月に発刊された。冒頭の「良書紹介」では石川恭三著『老いてなお楽し』から抜粋されており、こんな興味深いたとえ話があった。《瓶半分になったスコッチ・ウイスキーを見て、ある人は「あ、あ、もう半分になってしまった」と考え、ある人は「お、お、まだ半分も残っている」と受け取るというのです。つまり、全く同じ状況が、気持ち次第で「嘆き」にも「喜び」にもなります。老いにもそれはいえます。これからの人生、いえ、今、この瞬間を「もう…」で過ごすか、「まだ…」で過ごすか、この違いは大きいと思いませんか》との考えさせる一節も。皆さんは、どっち?

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