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 日系候補討論会では、ワタナベ・マリウダ州議候補から「投票前に道端に落ちている選挙宣伝ビラを拾って、その人に入れるという話も聞く。まったく残念だ」というとんでもない市民がいることも語られた。宮崎マウリシオ州議候補は「ひいおじいちゃんが佐賀県で政治家をし、教育に力を入れて日本が戦後復興する底支えをしたと聞き、誇りに思っている。彼に直接に会ったことはないが、教育がすべての基本だと共感する。チリリッカなどのパリャッソ(ピエロ)に投票するのではく、真面目な候補者に投票してほしい」と訴えた。
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 安倍晋三総理による鶴の一声で実現したJICA隊員の増枠。1935年設立のイタペセリカ・ダ・セーラ文化体育協会の日本語学校はもっとも古い日本語学校の一つだが、派遣されるようになったのはつい最近で、現在2代目が活躍中だとか。20人もの大増員の発表だが、今のところ問い合わせはたったの3件。今はない派遣職種でも「こんな技術を持った人を派遣して欲しい」という要望を出せば、来年度分に入れられる可能性がある。日本食指導者を各文協婦人部に巡回してもらうのもアイデアか。この機会を逃さないよう、関心のある団体は記事中の事務所まで連絡を。

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