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日系作家12人の絵画展=マベ画廊で1月まで開催=サンパウロ市

2006年12月20日付け

 日系画家の作品による絵画展「nucleo alianca brasil-japao」が来年一月三十一日まで、サンパウロ市のジョー・マベ画廊(間部譲代表、Av.Brigadeiro Luis Antonio,4225)で開かれている。
 同展は今年六月にビリグイで開催。ブラジルに移民した画家の故・間部学氏がサントスからサンパウロ市を経て、最初に降りた鉄道駅がビリグイだったことから、同市セントロに約八百㎡の「プラッサ・マナブ・マベ」が整備され、その記念イベントとして実施された。期間中は市内、近郊各地から四千六百人が会場を訪れたという。
 今回の出展作家は、岡本アヤオ、Herman・Tacasey、畑中みどり、福島タカシ、イベッチ・コー、間部ユーゴ、越石幸子、若林和男、豊田豊。また桧垣肇、半田知雄、間部学など故人の作品あわせて二十五点ほどが展示されている。
 一世六人、ブラジル生れの日系作家六人の作品による絵画展。今後はリオやマットグロッソなどでも開催を予定。二〇〇八年まで順次、各地で開催する考えだという。間部代表は「広い会場が使えれば、もっと多くの作家の作品を展示したいと考えています」と話す。
 同画廊はこのほど、アラメダ・ロレーナ街から移転。今回が最初の展示会となる。「今回は日系の作家だけですが、今後はブラジルの作家による展示会も開いていきたい」と間部代表。「作家や、企業家など絵を買う人の集まりなどを開いて、作品について話し合う場も設けていきたい」と今後の見通しを語った。

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