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百周年に1千人太鼓を=太鼓協会=会見で今年の活動方針=日本から指導者4人来伯

2007年1月24日付け

 ブラジル太鼓協会(矢野ペドロ会長)は、十九日午前十時からニッケイ・パラセ・ホテルで記者会見を開き、今年一年間の活動予定を発表した。同協会では三月に(財)日本太鼓連盟から指導者が来伯し、百周年に向けた太鼓指導、検定試験を実施。〇八年の百周年式典でも一千人の太鼓演奏が計画されている。会見ではこのほか、ロンドリーナの太鼓チーム『一心太鼓』が三月、京都市で開催される「第九回日本太鼓ジュニアコンクール」に出場するため訪日する予定であることも報告された。
 来伯が予定されている指導者は、古屋邦夫、松枝明美、影山伊作、簔輪(みのわ)敏泰さんの計四人。古屋さんと松枝さんは、日本太鼓連盟一級公認指導員で長野オリンピック開会式二千人太鼓の指導者でもある。
 四人は三月一日に来伯。十九日までの滞在中、サンパウロ州サンジョゼ・ド・リオ・プレットとソロカバ、パラナ州マリンガの三カ所を訪問。〇八年のブラジル移民百周年記念式典で披露される予定の千人太鼓の指導にあたるほか、太鼓の技術認定試験(四・五級)を実施する。
 今回は、百周年式典で「息の合った、多くの人々の感動を得られる演奏」をできるように各地で太鼓指導にあたるという。曲は、日本太鼓連盟副会長で長野県にある『御諏訪(おすわ)太鼓』の小口大八代表が作曲したもので、約三曲、二十分間を予定している。
 同協会では昨年、技術レベル向上と個人の練習成果を測ることのできる認定試験を導入。さらに昨年から、日本太鼓連盟から資格を持つ指導員を招き『太鼓技術試験』の審査にあたっている。今年は、四級も加えて資格認定事業を実施する考えだ。
 昨年は百十一人が五級に合格した。矢野会長によれば、「今年は(四・五級含めて)合計四百五十人の受験者を見込んでいる」という。
 数年後には、ブラジルでも『指導者試験』を受験する生徒も出てくることが予想され、将来的には、ブラジルでも指導者が誕生することになるようだ。
 昨年六月の「第三回全ブラジル太鼓選手権」で日本行きを獲得したロンドリーナの『一心太鼓』については、日本太鼓連盟の招待を受け三月二十日京都府京都市で行われる「第九回日本太鼓ジュニアコンクール」に特別出場することが決まっている。
 同選手権にブラジルから招待されるのは、今回が三度目。「徐々にブラジルの太鼓のレベルも認められてきた」と矢野会長は述べる。
 一行は訪日中、在日ブラジル人が多く暮らす滋賀や岐阜県の二カ所でも公演、交流事業を行う予定だ。
 「伝統文化の太鼓は日系社会に貢献するだけでなく、日本とブラジルの交流をはかる橋となる」と話し、「百周年の式典だけで終わらせず、ブラジル全州に普及させたい」と意気込みを表わす矢野会長。「ブラジル太鼓連盟を設立させたい」と今後の抱負を語った。
 【技術認定試験日程】サンジョゼ・ド・リオ・プレット=三月二日から四日。マリンガ=九日から十一日。ソロカバ=十六日から十八日まで。

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