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上原氏続投か、新体制発足か?=文協=3月、4月は選挙月間=百評議員の投票制に=鍵にぎる評議員選出

2007年2月6日付け

 百周年目前にどんでん返しはあるのか――。ブラジル日本文化福祉協会となって初めての評議員会、理事会選挙が三、四月にわたって行われる。一月十九日に承認された新定款により、選挙方法が前回の会員直接投票制とは異なり、来月三十一日に行われる評議員選挙で選出された百人の評議委員が理事会選挙の投票権を持つ。つまり、より多くの評議員を当選させたグループのリーダーが次期会長となる可能性が高いという見方もできる。知名度の高い評議員候補者をどれだけ押さえることができるのかに当面の焦点が絞られるともいえるだろう。新文協会長が百周年協会の理事長を兼任することから、すでに水面下で新体制作りに向けた動きがあるとも見られており、再度文協選挙に注目が集まりそうだ。

【評議員選挙】
 三月三十一日に現体制最後の総会が開かれ、評議員の選出が行われる。評議員の数は、新定款により五十人少ない百人(補充評議員は五十人)となっている。
 文協事務局は近日中に会員に対し、評議員立候補申し込み用紙を郵送、立候補者は今月二十三日までに事務局へ必要事項を記入し、立候補届けを提出する。
 立候補者資格は、三年以上の会員で五会員からの推薦があること、二年以上理事または正監査を務めたもの、元評議員だったもの、三年以上会員で日系団体の推薦があること、のいずれかを満たしていることが条件となる。もちろん、昨年までの会費を完納していることが原則だ。
 会員は後日、事務局から郵送される立候補者リスト中の百人をチェック、来月三十日必着で郵送するか、文協事務局に届ける。もちろん、三十一日の総会での投票も可能。
 その場で開票し、得票が多い順にまず四年任期の評議員五十人を選出、残りの五十人は任期二年となる。補欠上位二十五人は四年、残り二十五人は二年の任期となり、二年後には再選挙が行われる。
 得票が同数の場合、会員期間や年齢、法人会員は文協に対する貢献度が考慮される。

【理事会選挙】
 選挙後初となる四月二十八日の評議員会で理事会選挙が行われる。選挙日十日前となる十八日までに、会長、七副会長、会計専任理事、専務理事の計十人で構成されたシャッパの提出が必要となる。全員が一年以上の会員であること、前年までの会費を完納していることが条件。
 三正監査、三補充監査の選挙も行われる。二年以上会員であること、前年までの会費完納を条件に、これもシャッパを提出する必要がある。
 出席した評議員の投票と委任状で選挙が行われる。
 同日、理事会選挙前に評議員会長、三副会長、三書記の計七人で構成される評議員会幹部を決定するシャッパを承認する。
 いずれのシャッパも提出がなければ、評議員会による推薦により、それぞれが人選される。
 新評議員会長と当選した新理事十人が他理事を選任する。

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