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市内料金で国際通話も=ブラステルが新サービス

2007年2月7日付け

 二十四時間均一値段で国際電話が掛けられる「(株)ブラステル・テレコミュニケーション」がサービス事業を拡大した。今後は、代金支払いが各カーザ・ロテリカで可能になったほか、サンパウロ州在住の顧客に限っては、国際通話も市内電話の料金でサービスを提供する。
 ブラステル株式会社は、一九九六年、有限会社として田辺淳治レナート、川合健司ウルソン氏によって設立された。
 当初は主に日本国内のブラジル人コミュニティーを対象に米国をベースとしたコールバックサービスの提供から業務を開始。その後、ブラジル人に限らず、日本で働く外国人を対象に事業を展開し、現在では、日本とブラジルを含める二百四十の国々に向けた通話を可能とさせ、約三十カ国の言語に対応するサービスを提供している。
 ブラステル国際電話の支払いは主に、前払い式。プリペイドカード式の「ブラステルスマートフォンカード」を購入した後、通話可能となる方式だ。
 同カードは、日本とアメリカ合衆国ではコンビニエンス・ストアで購入することが可能。日本では三千カ所の代理店と五千五百店のコンビニで購入できる。
 今回、各ロテリカで金額補充が可能となったのは、カイシャ・エコノミカ・フェデラル(連邦貯蓄銀行、CEF)とブラステル株式会社が提携したことが理由。これによって、日本で料金を補充するほか方法がなかった不便さが解消された。
 ブラジル側のブラステル株式会社を運営するアントニオ・メスキータ氏は、「インターネット回線を利用することで他の電話会社に比べても料金が断然安い」と同社のセールスポイントサービスを挙げている。今後はインターネットを通してのクレジットカード前払いも可能となった。
 また前払い式サービスのほかに、契約者には、サンパウロ州の固定電話からの海外通話を市内料金で提供するサービスも開始した。
 これは、国家電気通信省「アルフャ・ノビーリス」を通すことで可能となったサービス。
 アントニオ氏によれば、は、今後は海外移住者が多いミナス州のゴヴェルナドール・ヴァラダーレス、ゴイアス州のゴイアーニア市、パラナ州のマリンガでも同サービスを展開させることも見据えているようだ。
 ブラステルのサイトは
http://www.brastel.com/Pages/jpn/Home/

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