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浜松に支店を開設=伯連邦貯蓄銀、国外初めて

2007年2月13日付け

 【一部既報】三千三百万人の顧客を持つブラジル第二の国営銀行、連邦貯蓄銀行が八日、静岡県浜松市に初めての国外事務所を開設した。首都ブラジリアの本店と衛星中継でつないで記念式典を行うなど盛大に祝った。
 フォーリャ・オンライン版によれば、同行のマリア・フェルナンダ・ラモス・コエーリョ会頭は浜松市での式典に立ち会い、「浜松市はブラジル人を地域コミュニティに引き入れようと、ポ語で掲示をするなど努力している」とコメントした。
 国外二番目の支店は北米ニュージャージー州に開設を目指して準備中。ニューヨークを中心としたこの周辺には全米在住ブラジル人の約七割に当たる約四十万人のブラジル人が在留しているという。そのほか、ポルトガルなど在住ブラジル人の多い国に支店を開設する方針。
 ブラジル中央銀行の統計によれば、ブラジルは〇六年に四十八億ドルの国外送金を受け取った。そのうちの一%が同行を経由したものだった。二〇一〇年には全送金の一〇%を獲得するのが目標。
 静岡新聞によれば、日本側からは北脇保之浜松市長が「これを機に両国の協力関係を深めたい」と歓迎した。

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