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斉藤大将が総司令官に=ルーラ大統領が指名=空軍

2007年2月17日付け

 日系初の三軍の長がついに誕生──。昨年二月、空軍参謀本部長に就任を祝ってブラジル日本文化福祉協会で祝賀会をしたばかりの斉藤準一空軍大将が、ルーラ大統領によって国防大臣直下にある三軍の長の一角、空軍総司令官に指名されたとエスタードやグローボ通信が十六日伝えた。
 同日午前、大統領はワウジール・ピーレス国防大臣と三軍の長と会合を持ち、その場で決められた。ただし、正式発表はカーニバル明けの二十一日となる予定。
 斉藤大将はサンパウロ州のポンペイア出身の六十三歳。六〇年入隊以来の飛行時間は六千時間を超える。二〇〇三年に空軍大将に昇進。参謀本部長就任まで航空支援部隊司令官をつとめている。
 昨年の文協祝賀会では「日系人であることを誇りに思います」と語り大きな拍手を浴びた斉藤大将は、ついに軍人最高峰まで上り詰めた。

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