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「日本紹介」非日系人に人気=イタペチ、新趣向の祭り

2007年3月31日付け

 イタペチ文化農事協会(大浦格会長)主催による第六回柿と花の祭りが二十四、二十五日、モジ市イタペチのタボン・ランバリ街道25キロの祭り会場で開催された。天気に恵まれ二日間で約八千人が入場、盛況だった。
 今回の趣向は「(来場者にも)参加していただく」。「柿のタネ飛ばし大会」をはじめ、日本文化の紹介を目的にした習字や折り紙、フワラーアレンジメント、凧つくりなどの体験コーナーがあり、非日系人に好評だった。
 柿の即売コーナーでは、食べごろになった柿が安価でたくさん並べられ、家族向けにまとめて買っていく人が大勢いた。また、地元日本人会の青年部のメンバー約五十人が売店や会場整備に汗を流す姿が見られた。
 大浦会長は「開催前日に雨が振ったにもかかわらず、多くの人が来てくれてよかった。大成功です。日本文化に関心を持ってもらうよい機会になったと思う」と話していた。
 この日は、リベルダーデ歩こう会(高木ラウル会長)のメンバーもバスで会場に駆けつけた。その一人の本田昌義さん(67)は「地元の名産品を活かして日系人が祭りを開催するのはいいこと。祭りが家族の絆を深めるきっかけになるでしょうね」と笑顔で話していた。
 このほか、同一行は同地で花卉農園を営む芳賀七郎さんの自然公園を訪れた。

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