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静山流静源会が20周年=生徒ら発表、友情出演も盛上がる

2007年4月5日付け

 静山流静源会(榊原静源会主)二十周年記念発表会が、三月二十五日、愛知県人会館で催された。サンパウロ市および近郊の町の教室の生徒たちおよそ四十人が、一年間の稽古の成果を舞台いっぱいに披露、満員の観衆を満足させた。二十周年を記念し、入場者全員に記念品や紅白の祝い餅が配られた。
 藤瀬圭子さんの司会で、先没者の霊に一分間の黙祷が捧げられた。静源会主が「こうして二十周年を迎えることができたのも、家元はじめみなさまのご支援の賜物」とあいさつの後、亀屋紅岳の開会吟詠「静山流賛歌」が吟じられ、静源会主が「祝寿の詩」を舞った。
 生徒たちの発表は、第一部「寿」、第二部「舞踊集」、第三部「維新の群像」に分けられ、繰り広げられた。
 友情出演も舞台を盛り上げた。詩吟の森豊さん、青木雅芳さん、原口伯州さんらベテランが朗々と吟じ、石川諭江差追分会ブラジル支部長、海藤民謡教室のメンバーらが静源会の生徒たち、会場の聴衆観衆を巻き込み、桜音頭、相馬盆歌などで会場一体の雰囲気をつくりあげた。

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