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債権総額5千5百万レアル=サンスイの再建計画を承認

2007年4月11日付け

 ビニールシートなどを取り扱う大手日系企業のサンスイ・プラスチック工業(本田剛社長)がこのほど、法的な会社更生手続に入ったことが分かった。三月十九日にエンブー市の同社本社で開かれた債権者総会で、同社の提示した再建計画が承認された。
 サンパウロ証券取引所(BOVESPA)のサイトによれば、債権者総会では、銀行、業者等の普通債権者の八九・〇七%、株主等担保物権付き債権者の九六・六五%、従業員一〇〇%の多数で再建計画を承認した。これら賛成者の債務総額は約五千五百五十四万レアル。
 サンスイ社は一九六六年に設立。農業向けの高圧ホースなどの製造から、現在ではビニールシート製品を中心に自動車産業など広い分野に展開している。
 再建計画は今後、エンブー第三民事法廷の裁可を受けたのち、有価証券委員会に提出される予定。

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