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東西南北

2007年5月8日付け

 「メウ・ノーメ・エイ・エネイアス」で話題を提供したエネイアス・カルネイロ下議が、白血病で逝去した。(六十八歳。下院は半旗を掲げ追悼の意を表した。「ブラジルも世界から一目置かれるために原爆をつくれ」「高齢者にヴァイアグラを無料配布せよ」など下院で提議したが、どれも否決された。
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 基本金利と比べ低下が進まない市中金利とスプレッドを引き下げるため、ルーラ大統領は銀行の強制預託金削減を決意、今週にも中銀総裁、銀行協会会長と議論に入る見込み。預託金は二〇〇四年十二月以降増加を続け、今年三月末には一七〇四億レアルに達している。
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 サンパウロ市北部パルケ・ノヴォ・ムンド区のファベーラで四日朝、子供らをナイフで刺すなどして暴行を加えた警官に怒った住民約三〇〇人が、幹線道路マルジナルチエテを二時間に渡って封鎖、鎮圧に当った警官隊と衝突して五人がけがをした。住民らは同日午後六時に再び道路を封鎖して路上でゴミを燃やし、騒ぎは午後十一時近くまで続いた。
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 六日にモルンビー・スタジアムで行われたパウリスタ選手権決勝第二戦はサントスが二対〇でサンカエターノを下し、二連覇を成し遂げた。サントスの優勝は十七度目、二連覇は一九六七年と六八年以来。
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 サンパウロ市内で今年初めてのデング出血熱患者が四日に確認された。患者はラッパ区に住む女性で、三月四日に感染したとみられ、同月十四日以降入院して治療を続けていた。市内のデング熱感染者は五三六人に上り、地区別ではペニャ区が六三人と最も多い。

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