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ビンゴ大会に500人=静岡県人会=50周年の準備も着々と

2007年5月25日付け

 ブラジル静岡県人会(鈴木静馬会長)と同婦人部によるヤキソバ・ビンゴ大会が四月二十九日、同会会館で行われ、約五百人が詰めかけた。昨年までは婦人部によるバザーだけだったが、今年から同県人会としては初めてビンゴに取り組み、会全体で景品を集めるなど力を合わせた。利益は日系福祉団体に寄付する予定。
 ヤキソバは業者に委託したが、ボーロやお汁粉などは婦人部が作った。バザー業者も五十軒が出店し地下階を埋めた。地階ステージには景品が並べられ、ビンゴに興じる参加者で会場がいっぱいになった。
 サンパウロ市カンブシー区からきた隅田清美さん(81、大阪出身)は「ビンゴ当たらなかったけど楽しかった」と感想を語った。会員である鈴木登志枝さん(90、静岡市出身)は、「静岡言葉が懐かしくて」と来た理由をのべた。
 鈴木会長は「たくさんの人がきてくれて良かった。五十周年に向けて景気づけになった」とし、来場者であふれた会場を見回して喜んだ。
 八月に予定されている県人会創立五十周年式典には、石川嘉延知事を団長とする南米訪問団ら一行が参加することが先日発表されたばかり。同県からは一九八三年に山本敬三郎知事(当時・故人)が訪れた以来で、県人会役員らは十数回も県庁を訪ねて、来伯のお願いをしていたという。さらに戸塚進也掛川市長の来伯も決まっている。
 県人会では、縁の深い平野植民地やベレン支部などとの打ち合わせを重ねるなど、式典に向けての準備を着々と進めている。

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