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子供から大人まで楽しんで=盛況の九州ブロック運動会

2007年5月31日付け

 第五回九州ブロック親睦運動会(宮崎県人会担当)が二十七日、ジアデーマ市のブラジル沖縄文化センター運動場で行われた。リベルダーデからはバス三台、さらに車で来た人など約五百人が集まった。
 辻定男佐賀県人会会長が開会宣言。九州ブロック八県人会の会長らによる国旗掲揚、戦没者への黙祷に続いて、長友契蔵大会総裁(宮崎県人会長)、大浦洋人実行委員長、来賓などが挨拶した。
 参加者一斉にラジオ体操第一。続いて十歳以下の鈴割りから競技が始まった。昨年は鈴がなかなか割れなかったが、今年は子供たちだけで割ることができた。中から大量の紙吹雪が舞い、子供たちは大喜びだった。
 子供から大人まで楽しめるようにと宝探しや風船割り競争、家族リレーなどが行われ、昼食時には健康体操(佐賀県)や琉球国際太鼓(沖縄県)などの郷土芸能も披露。
 最後は恒例の綱引きと県人会対抗リレー。白熱の綱引きと手に汗握るリレーは参加選手も応援している観客も一体となった。観客席からは喉をからしながらの応援が続いた。
 午前中は生憎の曇り空で少々肌寒い天気だったが、午後からは晴天になり多くの人が訪れた。
 長友大会総裁は「大人から子供までみんなが楽しめている。順位をつけるより、親睦を深めることが大事」と今回の運動会の手応えに安堵の表情を浮かべていた。
 一般男子百メートル競争で三位になったのは本間ヤスエ(宮崎県人会)さん。今年七十二歳を迎えたが、野球で鍛えた体で「まだまだ若い者には負けられない」という気持ちで必死にゴールに駆け込んだ。

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