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サンパウロ市で韓国文化の日=踊り、演舞、華やかに

2007年6月6日付け

 サンパウロ市ボン・レチーロ区のオズワルド・デ・アンドラーデ州文化センターで韓国文化を紹介する「韓国文化の日」が行なわれた。韓伯協会(パク・ドンスー会長)、州文化局の共催。今回二回目。
 あいにくの雨となったが、多くの来場者が訪れた。入り口には、今年四十四周年を迎える韓国移民の歴史が写真パネルで紹介された。
 メインステージでは、韓国伝統音楽サムルノリ、マジックショー、ポリロゴス(韓伯学院)の生徒たちによるコーラス、国技、テコンドーの演舞などが行なわれ、約二百人の観客が拍手を送った。
 雨が降るなか、屋外では韓国相撲、シルムがサムルノリの演奏とともに行なわれ、取り囲んだ観衆から喝采を浴びていた。
 各ブースでは、ハングル文字による書のワークショップ、写真展、仏教に関する説明もあった。
 ブラジル韓国美術協会による陶器や絵なども展示され、来場者は興味深そうに見入っていた。
 パク会長によれば、韓国系人口は全伯で約五万人。うち四万人がサンパウロ州に住む。「我々韓国移民の歴史は常にブラジルと共にある。今回も多くのブラジル人が来てくれました」と喜び、これからも韓国文化普及に力を入れる考えを示した。

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