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トヨタのソロカバ新工場=経済好調受け計画再開へ

ニッケイ新聞 2010年6月18日付け

 【共同】トヨタ自動車が、ブラジルの第2工場の建設計画を再開する方針を固めたことが17日、明らかになった。2008年7月に建設を決めたが、同年秋の金融危機を受けて、計画を凍結していた。
 資源価格の高騰などを背景にブラジル経済が好調に推移しているため、現地市場向けの生産能力を増強する。
 新工場を建設するのはサンパウロ州ソロカバ。当初計画では、11年をめどに年産15万台の小型車の生産を始める予定だったが、生産開始の時期や生産能力は検討中。ブラジルでは現在、同州インダイアツーバで小型車カローラを生産している。
 トヨタは金融危機後、世界中で工場の新設を凍結。世界的に経済情勢が好転してきたため、中国・長春と米ミシシッピ州の新工場計画は既に凍結を解除していた。

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