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門信徒大会の帰りに=ロンドリーナ=参加者41人が強盗被害

2007年6月7日付け

 【ロンドリーナ発】第三回南米門信徒大会にロンドリーナから参加した一行四十二人が、帰途の貸切バス車中で四人組強盗に襲われ、現金などの被害に遭った。被害金額はさほど多くなかったが、一時間半ほど恐怖にさらされ、精神的ショックが大きかった。
 大会は、三日、サンパウロ市のホテル・トランス・アメリカで開催され、ロンドリーナからは仏教会、婦人会、壮年会の四十一人(男性九人、女性三十三人)が、中山哲弥ロンドリーナ西本願寺主管とともに参加した。
 被害者の家族の話によると、一行が乗ったバスは、午後八時過ぎホテルを出発、ロンドリーナに向かった。四日午前三時半ころ、コルネリオ・プロコピオを通過したあたりで、乗用車に停車を求められ、止めたところ、覆面した三人の男たちがバスに乗り込んできた。一人が運転手に止めずに走るよう命じ、付ききりとなり、二人が拳銃で脅しながら、四十二人のボルサはじめマーラのほとんどを開け、現金、ネックレス、高級ブルーザなどを奪った。
 ロンドリーナ市内の安中写真館の安中裕さんも同乗していて、ミノルタの高級カメラを強奪された。現金被害は一番多額な人で、西村トメさんの六百レアルほど、たいていの人が百レアル前後だったので、強盗たちは「少ない」と怒り出した。
 三人は、結局、一時間半にわたり車内を物色後、徐行させ、カフェ園が続く暗い地点で下車、一味の一人が運転してきた後続の乗用車に乗り換え逃げた。
 被害者たちによると、犯人らはパラナの男たち。サンパウロから計画的にバスをつけていたとみられる。

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