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伯国に広まる交番制度=JICA=聖市に新たなモデル交番=地域の治安向上に期待

2007年6月16日付け

 JICA(国際協力機構)とサンパウロ州軍警察が連携して行っている技術協力プロジェクト「地域警察活動」のモデル交番の開所式が、五日、イタイン・パウリスタ区のジャルジンマイア(Av Peolessor Alipio Barrosr 511)で行われた。
 同プロジェクトは聖州軍警が導入し、定着および拡大を図ろうとしている地域警察活動の重要な要素である交番制度について、日本の経験を基に指示命令系統を確立し、警察官の業務指針や活動マニュアル等を整備することにより、交番の機能・制度の強化を目指している。
 現在、聖州内に二百六十八カ所の交番があり、モデル交番は現在まで八カ所設置されている。同交番は新たに増やした十二カ所の内の一つ。
 今回開所したモデル交番は、元々中隊本部が設置されていた所。別の場所に新しい施設を建てたので今回モデル交番に指定された。今年の一月当初からリフォームを始めて、このほどようやく完成した。
 開所式には大聖圏軍警察大隊長のフェルナンデス・アントニア中佐、同連隊長のマルコ・アントニア大佐、JICA長期専門家の石井孝さん(神奈川県警警視)、JICAブラジル事務所の木村ノブユキさん、ペドロ・セーリ・フィーリョ・ジャルジン地区長など関係者をはじめ、警察官や地域住民約百人が参加した。
 伯国国歌、軍警の歌を斉唱後、来賓が挨拶。続いてJICAの協力を記したプレートの除幕式が行われた。
 アントニア中佐は挨拶の中で「本日開所式を行えることを嬉しく思う。この場所が地域住民との繋がりが強くなり治安が良くなることを願う」と将来への希望を膨らませた様子で語った。
 石井専門家は「伯国に来て約八カ月が経ち色々な人と話す機会が多い。その度に住民が同プロジェクトに対する期待度が大きい」と同開所式を喜びながら話した。
 式典を訪れた奥長清さん(37)は「今回のプロジェクトには大いに期待している。日本の交番制度は地域の安全には最高」と期待度を表しながら話していた。
 JICAはこれまでに、同プロジェクトで同交番にパソコンや掲示板、地図、デジカメなどの機材を寄付している。

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