宮城松成氏

2007年6月26日付け

 ブラジル沖縄文化センター顧問、沖縄タイムス通信員などを務めた宮城松成(みやぎ・しょうせい)氏が二十三日午後二時、大腿骨の骨折による心臓麻痺のためサンパウロ市内の病院で亡くなった。享年九十三歳。
 一九一四年六月、沖縄県本部町生まれ。一九三七年、二十三歳でブラジルに移住した。
 在伯沖縄協会(県人会の前身)文化部長在任中の六六年、婦人組織の創立を提案、現在の協和婦人会の発足に貢献した。その後もブラジル沖縄文化センター顧問、ブラジル沖縄文化資料館長、ラジオ・ニッケイの会長などを務めた。
 七四年に沖縄タイムス社の海外通信員第一号に就任。その後、三十三年間にわたって、沖縄県系人の活動、催し物などを伝えてきた。〇六年七月に同社から感謝状が贈られている。著書に「ブラジルの沖縄県人トップリーダー」「忘れ得ぬ人々 ブラジル沖縄移民の秘話」などがある。
 告別式は二十四日午後四時からピニェイロス区のサンパウロ墓地で執り行われた。
 初七日は三十日午前九時よりサンパウロ市のサンジューダス・タデウ教会(Av jabaquara 2682)で行われる。

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