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歩け歩け=日本からもお客さん=最高齢参加者は90歳=晴天、200人が楽しむ=東洋街からイビラプエラ公園へ

2007年6月28日付け

 リベルダーデ歩こう友の会(高木ラウル会長)は、第十一回国際歩け歩け大会を、二十四日、約二百人弱の参加者を集めて開催した。晴天に恵まれ心地よい日差しのもと、一行はリベルダーデ広場からイビラプエラ公園内の日本館を目指して歩いた。
 今大会には、日本ウォーキング協会の常務理事、小久保茂昭さん(65)と神田靖男さん(65)が参加。二氏は大会の閉会式で、「移民百周年を記念して行われる『移民百年の道』ウォークには日本の協会会員ら、できるだけ多くの参加者を募ってブラジルに来たい」と期待を込めて話した。
 大会当日朝七時半にリベルダーデ広場を出た一行は、順調にアクリマソン公園に到着。公園内で一息する間を利用して、神田さんが参加者らによい靴の選び方や履き方、軽い体操の方法を指導した。
 急坂を経て、パウリスタ通りからトリアノン公園へ。休憩をはさみながら、一行は正午ごろにイビラプエラ公園に到着した。
 閉会式には、エドワルド・ジョルジ・サンパウロ市環境局長が駆けつけ、「みなさんが健康のためにこの大会を続けていることに敬意を評する。市長とともに日系人がここにいることをうれしく思う。サンパウロ市は来年の百周年に向け準備を進めている」とあいさつ。
 小久保さんが「ここでの活動状況を日本に伝えて、来年また来たい」。日本で約十万人を集めて行われているスリーデーマーチに「ぜひブラジルから皆さんを招待したい」と話した。
 今年の最高齢参加者は九十歳の国武憲七さん。娘夫妻の同伴で参加し、完歩したのちに「まだまだ大丈夫ですよ」と笑顔を見せた。毎日のゲートボールを趣味にしているという。
 来聖中だったバイア州バレイラスの上田実さん(80)は「来年、サントス街道を登りにまた来ますよ」と意気込む。国武さん、上田さん、最年少の羽田カトリーナさん(12)、傘寿を迎えた高橋幸太郎さんらに、記念品が渡された。
 その後一行は、桜が咲き始めた日本館周辺で、お弁当を開け、ゆっくりとしたひとときを楽しんだ。

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