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大耳小耳

2007年6月28日付け

 マリンガ文化体育協会には野球場が四面、フットサル用のコートが三面、テニス用コートが四面、体育館が一ヵ所、屋根付きゲートボール場が六ヵ所、滑り台付きプールが二ヵ所、日本人学校、学生寮、大講堂が六百人以上収用可能、約一千台駐車可能の駐車場などがある。これだけの施設を全て有効活用できているかは分らないが、維持費や人件費だけで台所事情はかなり厳しいとか。もう少し良い活用方法が見つかるといいが。
     ◎
 ブラジル牛肉見本市でグランドチャンピオンに輝いた和牛は八百キロ前後だったが、会場に集められた十五種類のブラジル牛には九百キロを超えるものも多く、千三百キロの巨体も。ブラジル製に比べれば小ぶりに見える和牛だが、霜降りになる遺伝子と体を大きくするそれは相性が悪いという。大きいほうが高く売れるが、霜降りでなくては意味がない。生産者の腕の問われるところだ。
     ◎
 おいしい肉を安く―。日本国外に初めて和牛を持ち出した武田正吾さん。武田さんの牛から取られた受精卵や冷凍精液はニュージーランド、カナダ、米、豪、西、仏、独、蘭、ベルギー、デンマーク、ポーランドなど、世界各国に販売され、和牛の普及に使われている。「世界の人に和牛を食べてもらいたい」という武井さんの夢は、少しずつ動き出している。

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