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第5回YOSAKOIソーラン大会=グループ・サンセイが3連覇=550人が成果を披露=本場・札幌から視察も=「レベルが年々向上」

2007年7月31日付け

 第五回YOSAKOIソーラン大会が、二十九日、サンパウロ市内のビア・フンシャルで開催され、会場は若者の熱気に包まれた。昼の部と夜の部の二回が行われ、計五千人近くが来場。グループ・サンセイがグランプリに輝き、三連覇を達成した。大会出場者も増加し、五回目を迎えた同大会は盛況のうちに幕を閉じた。「面白い、楽しかった――」。出場者からは口々にそんな言葉が聞かれ、YOSAKOIソーランの指導を専門にしている嶌原まき子JICAシニアボランティアからも「踊りのレベルが高い。よく研究して、演出も勉強している」と好評が聞かれた。
 今回は初めて、本場・札幌からYOSAKOIソーラン祭り組織委員会の山口敏郎理事(事務局長)、千葉の同祭り交流協議会の鮎川季彦副会長が大会の視察に訪れた。
 外国の音楽家もコンサートを開くサンパウロ市有数の舞台は、この日ばかりはYOSAKOIソーラン一色に染まった。広い舞台に、華やかな照明、大勢の観客が見守る中、アナウンスとともに舞台が始まる。
 各チームが音楽、振り付けを創作。和服に扇子を持ってしっとりとした雰囲気を演出するチームがあれば、法被のかわりに、ブラジルと日本の国旗を使って、テンポよく踊るグループもある。
 パラナ州からはクリチーバ、ロンドリーナ、カストロの三チーム、サンパウロ州はサンパウロ市近郊を中心に十六チーム五百五十人が参加し、色鮮やかな衣装を身につけ、一年間の練習の成果を競った。
 約五十人の平成なるこ会は男女ごとに衣装の色を変え、女性陣も法被姿と着物に分かれ、特色のある踊りを見せていた。
 今回始めて参加したのは「グループ・クレイジー」と「絆」の二チーム。サン・ジューダス文協の陸上部のメンバーから集まった「クレイジー」の中田とみおドグラスさん(16)は「面白い!」。堀川えりさん(14)は「他のチームを見て余計に緊張したけど、良かった」と笑顔。
 「絆」は、ミカ幼稚園と日伯ますえ保育学園の園児と父兄ら、新体操のグループがまとまって、一つの舞台を作りあげている。「審査がどうのではなく楽しんでできたと思います。新体操の躍動感を見せられたのではないでしょうか」と、リーダーの井上秀子さん(44)は出場の手ごたえを語り、「機会があれば続けていきたいですね」と生き生きとした表情を浮かべながら語った。
 平均年齢が六十歳のバストス婦人会からは、今年も二十四人が参加。黄色と赤の鮮やかな衣装で練習の成果を披露した。佐藤ゆり子婦人部長は「去年よりも良くなりました」。全て手作りの衣装を用意し、大会前には毎日集まった。「家族からは了解をもらってるし、よかったですよ」とハツラツとした表情を見せた。
 夜の部の最後に行われた表彰式では、出場者全員が観客席横に集合。自分たちが精一杯の踊った舞台を前に、結果を聞いた。
 今年のグランプリはロンドリーナの「グループ・サンセイ」。大会結果の発表に、大きな歓声があがっていた。紅白の法被に鉢巻、和太鼓に合わせての舞を披露し、みごと三連覇を勝ち取った。
 浜崎マルセリーノ実行委員長は「毎年よくなってきて、去年に比べてもいい」とうれしそうに声を弾ませた。「踊りのレベルにしても上がった。オリジナルの音楽も入ってきて、テーマも考えてやっている。指導の効果が出てきたおかげだと思います」と喜びを語った。昨年は平成学園、クリチーバ、ロンドリーナなどで小原あやさんを指導者に、舞台への入り方や腰を落とす踊り方のワークショップを行ってきた。
 なお、入場の際に一人二キロずつ集められた砂糖やチョコレート、米、豆などの食料は、約五千袋。日系やブラジルの、八つの慈善団体に寄付された。
 今年の大会結果は次の通り。【グランプリ】グループ・サンセイ。【アダルト部門】優勝=平成なるこ会、二位=絆、三位=バストス婦人会。【ジュニア部門】優勝=レキオス芸能同好会、二位=若葉、三位=平成なるこキッズ。

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