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今年は18万レの黒字=県連日本祭=収益を40周年記念誌へ

2007年9月1日付け

 八月三十日に行われた県連八月代表者会議で第十回フェスティバル・ド・ジャポンの会計中間報告が行われ、今年は約十八万レアルの黒字見通しであることが発表された。
 大西博巳財務担当の報告によれば、三十日現在、今年度のフェスティバル収入は百二十四万八千八百五十レアル、支出は百六万六千六百十九レアル。
 最終的に多少変動する可能性はあるが、支払いの済んでいないものを含め、約十八万レアルの黒字になる見通しとなった。
 主な収入内訳はスポンサー収入が約八十二万レアルで、県人会の協力金や入場料、バザリスタ等による収入が約四十万レアル。
 支出は会場賃貸費が十四万レアル、スタンド代が約二十六万、ガス設置代約一万六千レアルなどとなっている。
 昨年を上回る黒字となった背景には、フェスティバルがサンパウロ市、州の観光行事として認められていることから、市交通局への支払いを免除されたことなどがある。
 大西氏はまた、今年の黒字の一部を県連創立四十周年記念誌の出版費用に当てることを発表。これにより、すでに各県人会が支払った協力金千レアルが返還されることになった。
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 この日の会議では松尾治会長が、日本から多数の来伯が予想される来年にむけ「接待委員会」を設置する提案が出されたほか、旧神戸移住センター改修に伴って計画されている記念碑贈呈の趣意書が尾西貞夫兵庫県人会会長から提出された。
 また、県連が以前の職員から起こされていた労働裁判が決着したことなども報告された。

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