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芝居通した日伯交流を=俳優集団 まりまりが公演

ニッケイ新聞 2012年8月9日付け

 日本や世界の昔話を5分ほどの寸劇にして披露し、日伯両国の相互理解を図る『日本ブラジルお芝居出前プロジェクト』を行う日本の俳優集団「お芝居デリバリー・まりまり」の萩原ほたかさん(東京)、寺本雅一さん(28、東京)、大沢由加子さん(35、福岡)、土屋悠太郎さん(31、神奈川)、企画・監修の静岡文化芸術大学国際文化学科長の池上重弘教授(49、北海道)が7日に来伯した。
 観客のすぐ目の前で、衣裳は黒一色、道具、装置、照明や音響も使わないことが特徴。芝居には日ポ両語を織り交ぜる。
 昨年コロニアを中心に試験的に公演を行い、好評を博したことから「本公演」が実現した。
 1カ月間サンパウロ州各地を訪問し、ブラジル人のみの施設でも公演、日系、地元の子供達に芝居を指導し、共演して一般向けにも披露する予定だ。
 池上教授は「まりまりが〃伝書鳩〃となって、両国がつながれば」と趣旨を説明する。誰もが知っている普遍的な物語を観客が共有することで、ともに楽しみ、「世代や国籍を超えて人々を結びつけたい」考えだ。
 昨年も来伯した萩原さん、寺本さんは、「2回目が実現したのが嬉しい。楽しんでいるよう様子が互いに伝わるような空間を作りたい」、「言葉が通じなくても、一人ひとりに向けて演じ、楽しい時間を届けたい」とそれぞれ本公演に向けた意気込みを語る。
 初来伯した大沢さんは「ブラジルではどんな反応が得られるか。1カ月楽しみ」、タイ伝統舞踊家でもある土屋さんは「人を勇気付け、一緒に楽しむことができるのがパフォーマンスの力。自分の持っているものを生かして喜んでもらえれば」と、それぞれ期待に胸を膨らませていた。
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 現時点での主な公演予定は次の通り。▼10日=老ク連で午前11時半▼11日=ブラジル日本語センターで午後2時(池上教授によるレクチャー、子供向けワークショップも)▼12日=あけぼのホーム▼14〜18日までピラール・ド・スール滞在(同地文協、日本語学校、地元校、老人施設等で公演やワークショップ。18日はブラジル人、日系人の子供達、メンバーが市の広場で公演)▼19日=憩の園(ピラールの生徒達とメンバーが公演)▼22、23日=ボン・レチーロ区のSESC▼25、26日=ソロカーバ市のSESC▼28、29日=サントアマーロ区のSESC▼31〜9月2日=弓場農場(31日は第3アリアンサ移住地の日本語学校で公演)▼3日=宮城県人会で午後3時半▼4日=奄美事業所で午後2時(同日帰国)。
 事前申し込み不要で、入場無料。問い合わせはコーディネーターの花田氏(11・97391・4099)まで。

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