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熊本、母県と社会人交流=女性2人迎え、2人送る

2007年9月4日付け

 熊本県から在伯県人との交流使節、社会人女性が二人、八月二十七日着聖した。平島玲恵子さん(熊本市)、と小林寿美子さん(嘉島町)。県の派遣は三度目だ。
 平島さんは、郷土料理、着物の着付け、茶道、生け花など、小林さんは書道、茶道、生け花、着物の着付けなどが得意。およそ一ヵ月の滞伯中、サンパウロの県人会本部、地方(ピラール・ド・スル、インダイアツーバ、アルジャー、ロンドリーナ)の支部を訪れ、在伯県人と交流、特に若い世代を対象に得意の分野の指導を行う。希望があれば、県人以外の参加も歓迎したい(県人会)といっている。
 平島さんは「茶道のブラジルでの普及ぶりに興味がある。こうした情報の(日本への)持ち帰りもやりたいと思っている」と意欲をみせた。
 母県からの一行の来伯と時期を同じくして、ブラジルから初めて、八代市招請による専門技術研修者が訪伯する。坂本マリーナ明美さんと、柳森マリーナさん。どちらもオザスコ市職員で市救急施設勤務のベテラン看護士。
 二人は、約三ヵ月間、八代医師会推薦の施設で、主として「高齢者介護」をみっちり勉強する。二人は、二十九日午後「勤務が忙しい中、時間をもらって行かせてもらう。少し時間が足りないが、しっかり学んで来る。大丈夫」と力強く語った。

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