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先人の功績忘れず発展を=大分県人会=知事ら迎え55周年祝う=母県国体への参加も呼びかけ

ニッケイ新聞 2007年10月23日付け

 ブラジル大分県人会(永松通一会長)創立五十五周年記念式典が、二十一日午前十時から愛知県人会会館で行われた。母県からは広瀬勝貞知事、阿部英仁県議会議長など十四人の慶祝団が来伯。西林万寿夫在聖総領事、羽藤ジョージ市議会議員らも来賓として訪れた。各県人会関係者、南米の同県人会関係らなど合わせて約四百人が詰め掛け五十五年の節目の年を祝った。
 記念式典に先駆けて、広瀬県知事の基調講演が行われた。壇上に上がった知事は「前座の気持ちで講演さしていただきます」と会場を和ませた後、講演を始めた。まずは自分の経歴について簡単な自己紹介を行った後、「県政の概要について」と題した講演を行った。
 この中では、母県大分の観光、食、水産物、林産物、文化・スポーツなどの話題に触れながら現在の状況を話した。最後には来年行われる大分県国体への参加を呼びかけて、大盛況のうちに終了した。
 来賓紹介で、知事をはじめとした慶祝団の紹介を行い、その後各県人会会長や松尾治ブラジル都道府県人会連合会会長、吉岡黎明救済会会長らなどの紹介が行われた。
 記念式典は柿坂公正同県人会副会長の開会挨拶で始まり、サンパウロ州軍楽隊による日伯両国歌斉唱、先没者に対する黙祷が行われた。
 永松会長は日本からの慶祝団来伯に感謝を表し、「式典がかくも盛大に行われたことが喜ばしい」と述べた。
 続いて、広瀬知事は先人の実績とブラジル社会に日系人の軌跡を残していることに触れながら、「この功績を忘れずにさらなる発展をしてください」と力強く語った。
 サンパウロ市市議会からブラジルからの留学生や研修生を多く受入れたのが評価され、表彰状が授与された。続いて阿部議長、疋田智昭大分貿易協会会長、西林総領事、松尾県連会長、西郷マリオ・アルゼンチン大分県人会会長らも祝辞。ジョゼ・セーラサンパウロ州知事、在京大分県人会、関西大分県人会、ロサンゼルス大分県人会、後藤博子元参議院議員などからの祝電も読み上げられた。
 広瀬知事から酒井清一前県人会会長と浄念信行顧問の二人に対しての功労者表彰を行った。その他、七十歳以上の高齢者百五十六人に記念品が、喜寿(一人)、米寿(六人)、白寿(六人)該当者への敬老顕彰が行われ、各代表者が受取り、酒井清一元会長が謝辞を返した。
 知事から同県人会に対して大分国体を記念して作られた法被とマスコット人形の「めじろん」が手渡された。同県人会から慶祝訪問団にお土産が手渡された。
 県費留学生六十三人を代表して太田あゆみさんは「言葉はできなかったが、優しくしてもらい嬉しかったことを覚えている」と当時のことを振り返った。
 玉田イウダ同県人会副会長の閉会の辞で終了し、祝賀パーティーへと進んでいった。五十五周年を記念した鏡割りとケーキカット、乾杯を行い食事に移った。
 記念アトラクションでは羽田宗義とエトアールグループによる披露、詩舞、最後にはサンバショーで参加者全員入り乱れて楽しんだ。
 永松会長は「無事行えたことにホッとしている」と安堵の表情を浮かべながら話した。

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