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埼玉県からカポエラ修行=「日本で広めたい」と金子さん

ニッケイ新聞 2007年11月06日付け

 日本の埼玉県でカポエラチーム「カポエラ・ナサン」を主宰する金子真也さん(32、埼玉県川越市)が十月十八日に来伯した。
 今回が二回目のブラジル訪問。カポエラの昇段試験で帯を取得し、練習に励む。滞在期間は一カ月間。その間、知人の家にホームステイし、ポルトガル語の修得にも挑む。
 〃修行〃の場所は本部があるパラナ州クリチーバ市。初訪伯した際に「カポエラ・ナサン」本部で四カ月間、武者修行に励んだ。
 金子さんは高校生時代に流行っていた、ニューダンスにカポエラの技を取り入れて踊っていたことから、「技を盗みに自分も門を叩いたんですが、ニューダンスよりカポエラのほうが自分に合っていた」と笑いながら話す。
 日本とブラジルのカポエラの違いについて金子さんは「日本はいろんな目的を持って入ってくる人が多く、どちらかというとショーに近いスタイルでやっている」とし、「ブラジルは騙す、見せる、蹴りあいとかがリアルで総合的な表現力がある」という。
 今後の目標については「自分の団体を日本で広め、カポエラも同時に広めたい」と語った。

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