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友好病院利用呼びかけ=市場調査担当が説明

ニッケイ新聞 2007年12月8日付け

 サンパウロ日伯援護協会経営の日伯友好病院のマーケティング(市場調査)担当、アドリアーナ・カルバーリョさんが五日、病院の取り組みなどを案内するため来社した。
 説明によると、同病院では毎月二万人の成人と九千人の子どもを救急患者として受け付けている。また慈善キャンペーンとして乳がん、皮膚がん、前立腺ガン、糖尿病・高血圧の無料検査を毎年実施している。
 さらに同病院は、サンパウロ州やミナスジェライス州内の多数の公立学校で導入されている栄養指導プログラム(ヌッツリル)をこのほど開始。同社会福祉部が援護している貧困家族を対象に、正しい食事の指導をするもので、他の病院に先駆けた取り組みと強調する。
 病床は二百四つ、常時九割の利用率を保っている。また病院と医療保険の提携を結ぶ会社は七十三社にのぼっている。
 同病院での健康検診では日本語の診察と検査結果の説明が受けられる。アドリアーナさんは「日本からの駐在員の利用増加を期待していきたい」と語った。
 アドリアーナさんと同行した坂和三郎援協広報担当、川守田一省広報渉外室長も「今後とも大勢の人に友好病院を利用してもらいたい」と呼びかけた。

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