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在宅介護の講習会=憩の園で07年下半期終了式

ニッケイ新聞 2007年12月18日付け

 社会福祉法人救済会(吉岡黎明会長)が実施する「老人のための在宅介護講習会~Formacao de Cuidador de Idosos~」(下半期コース)が、去る五日に最終日を迎え、同日修了式をグアルリョス市にある憩の園で行った。四十四人が受講し、修了した。
 修了式には吉岡会長を始め、宮坂国人財団から橘アウグスト理事らが出席。司会の案内で吉岡会長は「皆さん、おめでとうございます」と祝いの言葉、「今後、必要な仕事になります。大事なことは信用されること」と激励した。続いて橘理事ほか三人がそれぞれ挨拶をした。
 同講習会は毎週水曜日に行われた。講義では、食事や老人病、薬物、高齢者の心理についてなど幅広いテーマに分けて介護のノウハウを伝授したほか、記憶力や集中力や高める頭と体の運動であるシニアダンスを紹介してきた。
 一人ひとり修了書を受け取った。同コースは過去十年間で四百四十人が受講してきた。受講者の一人オザワ・エレナさんは「老人ホームをつくるため、クルソを受けた」と動機を語り、「とてもいい勉強になった。明日から実践してみます」と語った。

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