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日本会議が天皇誕生日祝賀会=皇太子さまのエピソード語る

ニッケイ新聞 2007年12月25日付け

 ブラジル日本会議(上野アントニオ会長)主催の「天皇御誕生日祝賀会」が二十三日午後二時からニッケイパラセホテルで行われた。
 西林万寿夫総領事、森昇ブラジルモラロジー研究会理事長、上原幸啓文協会長、森口イナシオ援協会長、長友契蔵県連理事など来賓をはじめ、約五十人が参加した。
 小森廣理事長の開会宣言に続いて、松柏学園の生徒たちを中心に、参加者一同で日伯両国歌を斉唱。
 あいさつに立った上野会長は「平成天皇の誕生日を祝えることは大変嬉しい」と述べ、皇太子さまが来伯された際のエピソードを語った。
 パラナご滞在の最後の夜、皇太子さまが部屋を訪れた知人たちに自らコーヒーを振る舞った際、使用したコーヒー挽き器などを大変気に入り、上野会長が手紙で直々に欲しいとの要望を受けた。夜の八時頃だったが慌てて買いに行き、なんとか手に入れて贈ったと満面の笑みで語った。
 西林総領事は皇太子さまに随行した時のエピソードを話し、「来年お会いできたら、クラシック音楽の話だけでなく、約二年半に及ぶの勤務で分ったコロニアの話を存分にしたい」と力強く語った。
 上原会長のあいさつ、第四回皇居勤労奉仕団の訪日報告に続いて、原沢和夫さんの発声で万歳三唱。伊勢神宮の紹介ビデオなどを鑑賞した後、乾杯、一同歓談した。
 皇居勤労奉仕団に参加した飛松信子さん(61、島根県)は「ここブラジルでも、日本人や日系人が天皇誕生日を祝うことができて嬉しい」と高揚した様子で話した。

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