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大耳小耳

ニッケイ新聞 2007年12月25日付け

 あいさつでのエピソードの豊富さには定評のある西林万寿夫在聖総領事。かつて中南米局課長時代にメキシコを訪れた皇太子殿下に随行。機内で一時間ほど、共通の趣味であるクラシック音楽について語りあったという。自慢のヴァイオリンを皇居で殿下のヴィオラとともに演奏したこともあり、今年二月にあったお茶会でも最近のレパートリーについて言葉を交わしたそう。もしかして、百周年でも〃夢の共演〃が見られる!?
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 モデル交番を訪れると必ず目に入るのは警察庁のマスコット、ピーポーくんだ。黄色い色をしていて、耳は大きく、腰に拳銃をつけている。日本ではいたるところで目にするため驚きはしないが、ブラジルで見かけるとどこか違和感を醸し出している。何故あるのか、と聞くと、大概は「くれたので」と特に思い入れもない様子。ケースに入ったまま埃を被っているのは少し寂しい。
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 羽黒高校の選手が来伯して一月に開かれる日伯親善ユースサッカー大会。羽黒からは、現在同校でプレーしているブラジル人留学生も三人、〃里帰り〃する予定だ。同校からは今年、留学生のウィリアム選手がプロチームとの契約を果たしたばかり。今年も全国出場を決めた同校応援のため訪日する国井さんは、ウィリアム選手とも会うという。「プロでやっていく上で、うぬぼれてはいけないこと、人間性が大事だということをポルトガル語で言い聞かせたい」と話していた。

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