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東西南北

ニッケイ新聞 2007年12月28日付け

 クリニカ病院の火事で煙を吸ったのか、それとも別病棟に搬送される時に酸素吸入器がはずされたために体が持たなかったのか。ガンで二度の手術を受け、救急病棟にいた五六歳男性は火事の最中の二十五日午前二時ごろ亡くなった。いっぽう、サンパウロ市東部サポペンバの病院に搬送中、産気づいた一五歳の女性は、病院到着後間もなく二九六〇グラムの女児を出産。二十六日に退院した。
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 クリスマスの連休中の事故は多かった(本文参照。二十五日二十四時現在では、死亡者は一九六人、負傷者は一八七〇人に増えた)が、クリスマス明けも事故多発の状態は変わらない。サンパウロ州フェルナン・ジアス道では二十六日、故障車を荷台に載せ終えたレッカー車の運転手が、暴走した乗用車にはねられ即死。カサパヴァ近くのカルヴァーリョ・ピント道ではハンドルをとられて横転した車が対向車線の乗用車にぶつかり子供三人を含む七人死亡、一人が重傷。車外に放り出された子供のおもちゃが涙を誘う。
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 サンパウロ市では二十六日、バイクの事故だけで六〇件の救急隊出動。トラックにはねられて死亡した二十一歳の青年のケースが最も大きいといえるが、二件目の出動は、凧糸に絡まったバイクの運転手を助けようとスピードを落とした車に追突した女性を病院に搬送したというもの。大晦日にかけては、サンパウロ市ではサンシルヴェストレのマラソン大会など、各地で恒例行事が組まれており、交通規制等も行われる。出かける際は事前の確認を。
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 日曜日に亡くなったアロイジオ大司教の葬儀は二十六日午後六時からポルト・アレグレの寺院で執り行われ、約一〇〇〇人が参列。埋葬は二十七日に執り行われた。

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