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青森県人会改装へ=「式典のねぶたは厳しい」

ニッケイ新聞 2008年1月5日付け

 青森県人会の清藤イナ会長が十一月二十五日から十二月十四日まで日本を訪れていた。今回は、同県人会会館の改装に関してと、松尾治百周年執行委員長の依頼により、記念式典で行われる予定の「ねぶた」についてなどの話し合いを行ってきた。
 同県人会会館は痛みが激しく、所々雨漏りをしているところもあり改装が必要となってきているために、費用援助の要請をした。蝦名武青森県副知事と面会し、好感触を得た、という。母県でも借金が増えてきているために、支援は難しいのだが、できるだけのことをする、と約束してくれたという。
 松尾執行委員長の依頼により、来年六月二十一日にサンパウロで行われる公式式典で披露する予定の「ねぶた」について、県の関係者と話し合いを行った。
 母県の財政状態の影響で、ブラジル側が費用を全額持つことによって、「ねぶた」開催を検討されていた、とのことだが、費用が集まる見込みがないため見送られる見通しになってきている。

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