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大耳小耳

ニッケイ新聞 2008年1月15日付け

 今月十二、一三日にサンパウロ市内のホテルで行われた囲碁棋聖戦。その前夜祭では、会場に本場のサンバチームが登場し、山下棋聖と挑戦者の趙十段も輪になって踊るなど、賑やかなものだった。そんな中、「サンバのリズムでまじめそうな山下棋聖の調子が狂ってしまうのでは」と冗談まじりに話す参加者もいたが、結果は山下棋聖の中押し勝ち。国が変わりどんな環境でも力を出し切る二十九歳のプロの実力には、さすがと感嘆。
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 一月二週目の先週末、日本各地で成人式が行われた。「昭和」生まれだけによる成人式は、今年が最後になった。読売新聞の報道によれば、日本のブラジル人集住地、群馬県では、新成人全体では減少する中、成人する外国人の数は過去最高を記録したという。日本へのデカセギが急増した九〇年代から、すでに二十年近くが過ぎようとしている。幼少時に訪日したブラジル人子弟も次々と成人式を迎えるころ、ということか。

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