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「年賀お札」配っています=三分一光雄さん、続けてもう20年

ニッケイ新聞 2008年2月5日付け

 サンパウロ市在住の三分一光男さん(82、山口県岩国市出身)が「年賀お札」を今年も配布している。書面には「奉祝謹賀新年日本移民渡伯百周年記念」「天皇御在位弐拾年記念」とそれぞれ書いており、「三分一」の朱印が捺されている。
 このお札づくりは平成元年から毎年続けているもので、今年は三千枚を用意。最初の百枚ほどは実際に手書きし、残りは手書き札をコピーして押印した。
 朱肉は二十四金の菊の御紋入りで、山口県人会から借用したもの。昭和六十年を記念して、天皇陛下が田中龍夫代議士(山口県出身)に下賜されたものを、縁のある県人会に贈呈してもらった貴重な一品だ。
 毎年サンパウロ市文協の新年会などでお札を配布しているが、今年は用事があり来場者に十分に配ることができなかったという。
 お札が欲しい人には是非手渡したいと三分一さん。二月八日ごろまで、サンパウロ市リベルダーデ駅前の広場にいる予定らしく、見かけたら声をかけてほしいと呼びかけている。(ふだんも平日の昼間によく広場にいるとのこと)。

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