ホーム | 日系社会ニュース | 南米の沖縄県人子弟ツアー=ブエノスで親しく

南米の沖縄県人子弟ツアー=ブエノスで親しく

ニッケイ新聞 2008年2月13日付け

 【沖縄タイムス】沖縄県人連合会(米須清文会長)が主催する沖縄移民百周年記念行事の一つである、南米青年交流の「ニーセーター・ツアー」の修了式が一月二十五日、ブエノスアイレスの連合会館大ホールで行われた。ツアーに参加した若者たちとホームステイの受け入れ家族など百五十人余が参加した。
 同ツアーは一月十六日から始まった。ペルーから一人、ブラジルから三人、ボリビアから三人、地元アルゼンチンから十五人が参加。
 最初の一週間は会館二階での合宿。沖縄の歴史や生活習慣、琉球舞踊、三線、空手、太鼓、タンゴ・フォルクローレ、沖縄・アルゼンチン料理などを体験する研修が行われた。
 その後、連合会所属運動場の「うるま園」でのキャンプ・ファイアーで友情を深めた。合宿の後は、参加者らがホームステイしながら、ブエノスアイレス市や近郊のツアーを楽しんだ。
 修了に当たって米須会長は「この交流はさらに継続性を持たせるためにブラジルやボリビアでも開催してもらいたい」と強調した。
 コーディネーターを務めた米須パブロ君(22)は「ウチナーンチュのアイデンティティーを強く感じることができた」と述べた。(崎原朝一アルゼンチン通信員)

image_print