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県連選挙=中沢宏一氏も立候補へ=前回に続き一騎打ちか=代表者会議で公約発表

ニッケイ新聞 2008年2月28日付け

 中沢氏も県連選挙出馬へ――。三月二十七日に予定されるブラジル日本都道府県人会連合会(県連)の執行部選挙に、前県連会長の中沢宏一・宮城県人会長が出馬を宣言した。中沢氏本人が、二十七日に本紙を訪れ、立候補の意思を表明。二十八日に行われる県連代表者会議で、自身のマニフェスト(公約)を各県人会会長に配り、理解を求める考えだ。以前から噂されてきた中沢氏の出馬。立候補の意思を明確にしたことで、前回に続き、今年の役員改選も複数シャッパ(連記名簿)による選挙となる公算が強まってきた。
 三選を認めていない定款により、会長を退任してから二年。以前から今選挙出馬の可能性が取り沙汰されてきた。
 宮城県人会は今年、県人会創立五十五周年、七夕祭り三十周年を迎えるため、会としても多忙な一年。さらに最近になって地方からの七夕飾りの依頼が増えていることもあり、「悩みに悩んだ」と胸の内を語る。最終的な出馬は二十六日に決断したという。
 出馬の可能性があることは総会の場などで伝えているので、宮城県人会では了解を得ている、という。
 会長をめざす中沢氏にとって問題となるのは、二〇〇五年の第八回日本祭の会計問題に端を発した、外部業者と県連との裁判。この件について問うと、「裁判沙汰にするべきではない」と現執行部の方針に否定的な見方を示し、自身が選ばれた場合話し合いによる解決を目指す考えを語った。
 四十五県人会長のうち、十四人を必要とするシャッパについては、現時点で「半分ほど集まっている」と明かし、「締め切り(総会の十日前)までにはなんとかシャッパを組みたい」と述べた。
 重点公約として掲げる日本祭については「後継者育成と地方発展のために」とその重要性を強調。
 さらに「交流活性化のために、各県人会の内情を調査、把握して、特徴を生かして活性化を目指したい」と県人会活性化に取組む意向を見せる。
 対日本・母県との関係については、「母国に対しておんぶに抱っこではなく、お互いが協力していくべき」と話し、「日本とのパイプを使って、より良い関係を作りたい」と語った。
 この他、聖州百周年記念事業の一つでもあるチエテ川セボロンの「日本島」についても、県連として協力を行っていきたい、との考えも示した。
 二回続けて複数シャッパによる選挙の可能性が高まってきた県連役員改選。現執行部側からは、与儀昭雄副会長を会長候補とするシャッパが提出される見通しとなっている。

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