ホーム | コラム | 大耳小耳 | 大耳小耳

大耳小耳

ニッケイ新聞 2008年2月28日付け

 〇六年十二月に静岡県焼津市で起きたブラジル人母子三人殺害事件の裁判に関して、先日、読者から「ネベス被告はどうやって日本に行って暮らしていたのか」という問い合わせがあった。〇七年三月十七日付け週刊現代のレポートによれば、生粋のブラジル人のネベスは日系人の妻とともに九三年に来日するもすぐに離婚。すぐに十歳以上年上の日本人女性と再婚。この女性とも離婚している。「中年おばさんキラー」の異名を持つような男で、マグロ解体工場で働きながらも高利貸しを営んでいたという。
     ◎
 白坂典男さんが歌手活動最後を飾って、八十周年式典の時にパカエンブー競技場で歌って感動を呼んだという『花の時・愛の時』(前川清)は、今回封印したまま歌わなかった。もしかして、百周年式典のためにとってあるのか、との邪推も。とにかく、二十年ぶりのショーで、千二百席の文協大講堂が満員になるのは大したもの。
     ◎
 日本の日清食品株式会社は、このほど「チキンラーメン」の発売五十周年を記念して、世界六カ国(アメリカ、ブラジル、ハンガリー、中国、インドネシア、インド)で各国オリジナル「チキンラーメン」を販売する、と同社HPが紹介している。ブラジルの味は、風味の豊かなチキンエキスの濃厚なスープが特徴、だとか。三月頃から販売を予定している。乾燥麺が好調な販売をみせているブラジルだけに、どれぐらいの人気が出るのだろうか。

image_print