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ニッケイ新聞 2011年9月14日付け

 群馬県大泉市で10日、今年で5回目となるサンバコンテスト「大泉カルナバル」が開かれた。朝日新聞のニュースサイトによれば、大震災の被災者を招き、サンバ鑑賞と、地元ブラジル人学校の子供たちとゲームなどを行う交流会が催された。町内にいる福島からの避難者約40人には招待状が送られ、福島第一原発が立地し、町内に立ち入りできない大熊町、桑折町からは親子連れで約70人がバスで訪れたという。お金だけではない支援が草の根レベルで各地で行われている。心が温まる思い。
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 『ブラジリアン・インターナショナルプレスアワード』で表彰された「Criativos」は、横浜市を拠点に、日本全国のラテンアメリカ系HIV感染者、エイズ患者に対する支援活動を行う団体。ポ語・スペイン語を話し、かつ専門知識を持つスタッフが電話相談、医療機関への付き添いや通訳、公的機関での各種手続きのサポート、支援活動従事者の養成研修などを行っている。日本で在日ブラジル人に対する支援団体は数あれど、その存在はあまり知られていないのでは。
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 週末イベントなどの案内のため小紙編集部はいつもにぎやか。コロニアの元気さを感じさせてくれる。ただ開催間際になって訪れる関係者も多く、限られた紙面のため記事掲載がイベント前日になってしまうこともしばしば。ご存知のように新聞配達が滞ることもあるので、早めの来社をお願いしたいところ。

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