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大耳小耳

ニッケイ新聞 2009年9月30日付け

 レジストロの風物詩「灯籠流し」が今年55回目を迎え、11月2日に盛大に開催される。盆踊り、最終日の花火などが多くの来場者を楽しませているが、何といってもコラム子の楽しみはマンジューバの刺身。サンパウロではフライでしか食べられないが、産地のレジストロではコリコリの新鮮なものが食べられる。
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 今月26~28日にあった『日伯交流シンポジウム2009』で講演した竹中平蔵・慶応大学教授。06年、総務大臣として初来伯、地デジ日伯方式調印のさい、ルーラ大統領から「日系人の努力はすばらしい」と言われ「胸が熱くなった」とか。08年のシンポで〃知的交流〃を呼びかけ、今回来伯3度目。これからの日伯関係を繋ぐキーパーソンとしての活躍を期待したいところ。
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 物が変型して見える「円錐角膜」と闘う長野在住のウェンデル・グスタヴォ・コガ・ギマラエンスさん(17)の手術費を確保するため、ブラジル人の慈善組織「OMI」がバザーを開催、利益を寄付したと中日新聞。目が見えなくなるほど悪化し手術を必要とする中、不況で母と兄が仕事を失った状態を知り、同胞が立ち上がった。目標金額240万円には届かないが、すでにお金に換えられないものを得られたよう。

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