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餓鬼」を〃演技〃で説明=仏心寺の秋彼岸会法要

ニッケイ新聞 2008年3月7日付け

 曹洞宗南米別院仏心寺は、九日午前十時から、同寺(サンジョアキン街285)で秋彼岸会を行なう。国際布教師の越賀道秀さん、布教師の半田慈照さんが五日「先祖に対し、日頃から感謝の気持ちを表したい人は宗派を問わず来てください」と案内した。
 一時間前から受付。位牌やお供えを持参する人は早めに、いっている。
 お供えは、先祖に対して行なう。一緒に法要への参会者の心に住み着く「餓鬼」に対しても行なう。「餓鬼」は、生前の罪のために餓鬼道に落ち、飢えと渇きに苦しむ亡者のことである。
 越賀さんらによれば、今回は、初めて法要中に「餓鬼とはどういうものか」を、参禅会のメンバー六人の演技を通して参会者たちに見せる試みをする。六人は、お経のある部分で演技をするという。どういう演技をするのか興味深い。参禅会とは、同寺でいつも座禅をしている人たちのグループである。

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